Enjoy Beer Life
子育て

中学受験にお疲れ気味のあなたへ。7年後の人生をお伝えします。

困り顔
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうも、nayuです。
今日はビールとは少し違うことを書いてみたいと思います。

我が家の中学受験とその後の生活についてです。
『おいおい、そんなの別に知りたくもないよ。』という方は
スルーしちゃってくださいね。

どこにでもエースはいます。順風満帆なひとは、読まないでください。
これから中学受験をしようかどうか検討中の方や
いざ始めてみたけれど、少しお疲れ気味の方などは立ち寄ってみてね。



私には息子が2人(大学生、中学生)がいます。
ほぼほぼ、子育て終了組です。
ここまで健やかに育ってくれたことへの喜びと
どんどん自分の手から離れていくことへの、少しの寂しさもあります。

我が家は2人とも中学受験をしました。
中学受験には、賛否両論があるかとは思いますが
結論からいうと、我が家は結果的にやってよかったと思います。

現在、長男は早稲田大学に進学し、次男は高校受験がないので
ただいま部活に遊びにと楽しい中3ライフを満喫中です。

こう言うと、何もかもスムーズにいったように聞こえますが
決してそんなことはありませんでした。

中学受験奮闘記


親子のドロドロバトルを繰り返し、泣いたり騒いだり。
『今日こそは、怒らず冷静に』と心に誓ったのに、またやってしまったという自己嫌悪。
『こんなに小さいうちから勉強づけにして、かわいそうなんじゃないか…』
と親がブレブレになってしまったり。

ちなみに私と主人は、中学受験の経験はありません。
どちらかが中学受験経験者であったならば、少しは違ったかもしれませんね。
中学受験の試験内容は特徴的でもあり、親も手探り状態でした。

そして、まだ小学生です。
緊張感の無さにイライラさせられ(今思えば、そんなの当たり前です。)
成績の乱気流で冷や冷やを繰り返し、入試直前期にはガタ落ちします。
ここで、本人が初めて悔し涙を流します。(うん、遅いね。)
親が動じてはいけないと、内心ドキドキしながら励ましたり。

そして、迎えた受験。
都内では2月1日~2月4日までが、おおよその受験期間です。
約3年の期間を費やし、そして受験会場に向かっていく後ろ姿は頼もしく
『ああ、こんなにも大きくなったんだ。』と成長を感じて目頭が熱くなり…
今でもその後ろ姿、忘れません。

ですが、第一希望は不合格でした。
立て続けに3校落ちて、どんどん顔色も心も落ち込んでいく。
そんな、今まで見たこともない我が子の変貌する姿を見て
『ああ、こんな思いをさせてしまって、受験は間違いだったんじゃないか…』
と心で自分を責めながら、笑顔で子どもを励まし続けるのは親にも試練でした。

あの頃の私に、今なら言えます。
『大丈夫!間違ってないから、負けないで!そのまま踏ん張って。』ってね。


結果的に、第二希望にご縁をいただいた訳ですが
この4日間は1年くらいに感じるほど、とてもとても長い戦いでした。
そしてこの4日間で、こどもは大きく成長しました。
本当に、よく頑張ったと思います。


中学受験をするか、しないかは、家族でよく考えて決めてね。
受験すると決めた以上、親はブレてはいけません。これは私の反省から。
なかなか難しいけれど、その心構えがあるかどうかでその後の生活が変わってくると思います。

中学、高校生活

それでは、第一希望でなかった学校での生活はどうだったのか?


学校生活が始まると、たくさんの新しい経験をして楽しんでいました。
あれだけ気になっていた偏差値のことも、いざ学校生活が始まれば
すっかりと忘れてしまい、その学校で楽しく過ごしていました。

長男は男子校、次男は共学です。また学校のカラーはだいぶ違います。
それぞれの性格にあっていて、よかったと思います。
偏差値だけでなく、こどもの性格に合わせた学校選びは重要だと思います。

受験前は偏差値に、ついつい目が行きがちです。
偏差値で学校を選ぶのは基本ですが、同じ偏差値でも
その学校が重点を置いているところが違っていると、それぞれの生活が変わってきます。
なので、学校見学や説明会に参加して、子どもがその学校にいる姿を想像できるか
またマッチするかを見ておくことは、とても重要です。

例えば、長男は仏教系男子校だったので、坐禅や写経の授業がありました。
お寺に宿泊する行事もあります。一方、カナダでの語学研修もあります。
男子を伸び伸びと育ててくれる環境で、そして大学受験期には
イケイケどんどんとゴリゴリ鍛えてくれます。

次男の学校は、アクティブラーニングに力を入れている学校で
どんどん人前に立たせて発表させていきます。また聞く側の姿勢も教えます。
自然と活気が出てディベートをしたり、どの子も物怖じすることなく
発表する力がついてきます。
また、英語教育に力を入れていて英検取得への環境が整っています。
準会場であるので費用も下がり、学校が日程を通知してくれるので
挑戦回数が増え、取得が長男の頃よりも早いです。

お互いが『おれ、おまえの学校に行ってたら、ちょっと辛かったわ~。』と笑いながら話しています。偏差値だけでなく、子どもの性格に合った学校選びをしてくださいね。


中学受験塾に入る前には、公文、プール、サッカーと習い事をしていましたが
今になって、やっておいた方が良かったなと思うことがあります。

それは英語です。中学に入ると英語授業が本格的に始ります。
息子は特にリスニングに苦労をしていました。
文法やリーディングができるようになっても、耳は急には育ちません。
幼少期に内容はわからないまでも、音から入っておけばよかったなと思いました。
耳が育っていれば、いざ勉強が始まってからの吸収度が違います。

例えば世界の名作絵本を見ながら、日常で英語を聞き流していたら
少しは違っていたのかなと思いました。

まとめ

中学受験では、残念ながら第一希望に合格できませんでした。
それでも、本人がずっと目標にしていた早稲田大学に現役で入学することができました。
今、とても充実した大学生活を送っているようです。

道は、ひとつではありません。いろいろなルートがあります。
長い目で見て、最終的に目的地に到着すれば、それでいいのです。

もちろん、第一希望に合格するに越したことはありません。
ただひたすらに第一希望に合格するべく、一生懸命に取り組んでください。

でも、もし、それでだめだったとしても大丈夫。
息子はあの時にうまくいかなかった経験があるからこそ
大学受験では『合格するための意気込み、心構え』ができたのだと思います。

中学受験期に『勉強のやり方、継続する力』
これを学ぶことができたのが、大きな財産です。
この土台を作るのが、中学受験の意義だと個人的には思っています。

そして7年経った今、息子はこう言っています。
『おれ、中学受験してよかったと思ってる。だから、今がある。』

男子のママ、この濃密な中学受験期の3年間が
実質、親子でじっくりと過ごせる最後の時間です。
意外と早いです。この貴重な時間を、悔いのないように過ごしてくださいね。

私にも、あの時間があったから、今があります。
大変でしたが、今では本当にかけがえのない、大切な思い出です。

長い文章を、お読みいただきありがとうございます。
ママも煮詰まってきたら、適度に息抜きしてね。
美味しいビールでも飲んでリラックスも良き!